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小林よしのり
2014.3.6 04:50

リベラルと自称保守の勘違い

最近、自分がリベラルのくせに、田母神に若者が投票したことに
驚き、「リベラルの言葉に若者が魅力を感じなくなってきたのだ
とか論評する奴らが多い。
アホじゃないのか?
自分の言葉を魅力的にする方法を考えて、実践しろよ!
高見猿をやめて、戦って傷つけ!

浅田彰が、原発は左翼合理主義の到達点だったはずなのに、
左翼が反対してるのはおかしいと言ってるらしい。
それはその通りで、大江健三郎でも昔は原発推進派だったが、
今は反原発になっている。
まさに原発称賛は、左翼の合理主義、進歩主義の結実なのだ。

自称保守派が原発バンザイを叫んでる状況が異常なのだが、
結局、自分たちを「保守」とか「右」とか思ってる奴らが、
実は左翼なのだということがわかってない。

ちなみに「保守」の立場からの脱原発は、
資本主義の否定ではなく、
合理的な伝統への回帰であり、共同体復興の思想である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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